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引っ越しで失敗しないためのコツをお伝えするblog

引っ越しをする際に安易に行うと失敗してしまうことも多いですよね。賃貸物件の場合、退去時に敷金返還などでモメてしまうこともよくあります。それでもなかなか引っ越しはやり直しがききません。引っ越しで失敗したくない方に、業者選びや物件選びのコツ、大家さんへの対応、退去時の注意事項などをご紹介します。

意外と知らない…「引っ越しそば」ってどんなそば?

引っ越しそばをご存知ですか?

 

「引っ越しそば」という名称のそばがあるわけではもちろんありません。

 

また、多くの人が誤解しがちですが、引っ越しのときに、食べるそばというわけでもありません。

 

実は、引っ越しのときに近隣の方にそばを配って回っていたんです。これが「引っ越しそば」といわれているものになります。

 

■そばの前は粥だった?

 

一人暮らしをされる方などは、なかなか新居に引っ越しをしても、近所の方に挨拶をするという方も少ないのではないでしょうか?

 

ご家族で引っ越しをされる方や、戸建てに引っ越しを行う方などは、引っ越しをしたときに両隣や同じ自治会の方などに挨拶をされる方もいるかもしれません。

 

その時に、タオルや洗剤などを持っていく方が多いようです。

 

このタオルや洗剤が、実は江戸時代では「そば」だったのです。

 

この「そば」には、「細く長く付き合っていってください」という思いも込められていますし、「側に引っ越しをしました」という「側」との掛詞のような意味合いもあります。

 

江戸時代に始まった風習といわれていますが、実は「そば」を渡す前は「粥」を配っていたそうです。なんだか、引っ越しのときに「粥」を配るっていうのも不思議ですよね。

 

今はタオルや洗剤、ちょっとしたお菓子などが主流となっていますから、時代に合わせて引っ越しのあいさつの品というのは変化しているといえます。

 

江戸時代には、今のようなマンションやアパートはもちろんなく、江戸の城下町ですと、一軒家の家は武士や大名などが生活をしていました。

 

多くの庶民たちは長屋と呼ばれる一続きの集合住宅で生活をしていましたから、現在よりもその関係は濃かったといえます。

 

引っ越しをしたら、大家と向こう三軒両隣に引っ越しそばを配り、引っ越しのあいさつをしたのだそうです。

 

向こう三軒両隣とは、自分の家の両隣と、向かいの3軒ということになります。それに大家と長屋の管理人も合わせて7世帯分に挨拶を行っていたということですね。

 

今は隣にどんな人が住んでいるのかわからないのが当たり前という時代ではありますが、その土地に長く住むつもりなら、せめて両隣ぐらいには挨拶に行っても悪くないのではないでしょうか。

 

■引っ越しそばを食べるという新しい風習は定着する?

 

現代の日本人の中で引っ越しそばを正しく理解している人は案外少ないのだそうです。

 

多くの人が引っ越しそばは、引っ越しした先で一番初めに食べる料理がそばという風に解釈しています。

 

そして、その解釈は新しい風習として定着の色を見せてきています。近年では不動産会社のホームページのコラムなどにも、引っ越しそばを食べよう!などというキャッチコピーが乗っていたりもしているようです。

 

そばは確かに安価で、調理もお手軽ですから、引っ越しで疲れたときに手の込んだ料理なんてしたくない!とお思いの方にはピッタリかもしれません。

 

もしかしたら、何十年後かには、引っ越しをしたらそばを食べるというのが「引っ越しそば」として定着をしているのかもしれませんね。